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不妊症になりやすい人

不妊の原因

 

不妊症になりやすい人

①月経に異常がある場合
②性感染症・骨髄腹膜炎
③過去に子宮筋腫、子宮内膜症を指摘されている場合
④生活習慣の問題(男性)
男性不妊などは遺伝子的要因などによる先天性の不妊症もありますが、ここでは男性女性ともに後天性の不妊症になりやすい人を解説していきます。

 

月経に異常がある場合

月経の周期や期間によって、不妊症の可能性があります。
月経が90日以上空いているなど周期が長い、反対に24日以内にくるなど異常に期間が短い場合は排卵をしていない可能性があります。考えられる要因としては極端な肥満や痩せすぎなどが考えられます。
また、月経の量が極端に多い又は期間が長い(8日以上)場合は、子宮の内膣が変形している可能性があります。反対に月経の量が少ない又は短い(2日以内)の場合は、子宮の内膣の一部が癒着していることが考えられます。

 

性感染症・骨髄腹膜炎

過去にクラミジアや淋菌などの性感染症にかかったことがある方や、骨盤腹膜炎にかかったことがある方は、主に卵管が不妊症の原因となるリスクがあります。
クラミジア(性器クラミジア感染症)は日本で最も多い性感染症でもあり、正常妊婦でも3~5%にクラミジアの感染が見られています。また淋菌も、感染率が20%~30%と非常に高い性感染症です。
性感染症は、コンドームを着用することで大幅に感染のリスクを下げることができます。しかし、それでも感染を100%防げるものではありません。
パートナーがいれば、定期的に一緒に専門の医療機関での検査・相談をしていくようにしましょう。

 

過去に子宮筋腫、子宮内膜症を指摘されている場合

子宮筋腫とは、子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍のことをいいます。卵巣から分泌される女性ホルモンによって成長し、次第に大きくなります。悪性に変化することはほとんどないものの、不妊の原因となります。
子宮内膜症とは、子宮内膜という子宮膣表面を覆う粘膜組織が、子宮膣の表面ではなく、骨盤の腹膜や、卵巣の中などにできてしまうことをいいます。子宮の外にできてしまった内膜も、生理と同じサイクルで女性ホルモンの影響を受け、増殖や出血を繰り返します。しかし子宮以外だと体外に放出ができないため、毎月生理のたびに炎症を起こすことになります。生殖年齢の女性のおよそ10%に子宮内膜症があると考えられていますが、不妊症では20%~30%で見られ、不妊の原因の一つとして考えられています。
卵子の老化が通常より進行が早まる可能性もあると言われているため、注意が必要です。

 

生活習慣の問題(男性)

男性女性問わず、生活習慣が不妊に影響する場合はあります。生活習慣を見直すことは、そのまま不妊予防にもつながるのです。具体的にどういった生活習慣が、不妊に悪影響を及ぼすのか紹介します。

①喫煙

タバコは男性不妊と関連性が高いと言われており、実際に喫煙者は非喫煙者よりも精子量が10~15%ほど少なく、精子の運動量も悪いという結果も出ています。他にも、ED(勃起障害)にも影響すると言われています。
また、女性の場合も卵巣の老化を早め、妊孕性の低下や胎児への影響が指摘されています。

②飲酒

適度な量であれば問題ありませんが、過剰な飲酒は不妊にも悪影響を及ぼします。男性の場合、男性ホルモン(テストステロン)の動きを働きを低下させ、精子量の減少・精巣の萎縮・勃起不全に陥るとされています。
女性の場合は不妊症との関連性はまだ十分に示されていませんが、排卵障害を引き起こすと指摘している例もあります。しかし、妊娠中に飲酒すると胎児性アルコール症候群を引き起こすとも言われているため、妊活中は過度の飲酒を避けるのが無難でしょう。

③食生活の乱れ

食生活から、妊活に影響を及ぼすことも考えられます。例えば、精子は活性酸素の攻撃を受けやすいため、抗酸化作用を持つ栄養素が必要になります。抗酸化作用を持つ栄養素とは、ビタミンA,C,Eや亜鉛、セレンなどです。
◆ビタミンAを多く含む食べ物
 うなぎの蒲焼、にんじん
◆ビタミンCを多く含む食べ物
 じゃがいも、レモン
◆ビタミンEを多く含む食べ物
 アーモンド、べにばな油
◆亜鉛を多く含む食べ物
 牡蠣、牛肩肉
◆セレンを多く含む食べ物
 まぐろの赤身、ぶり

また、コレステロールも不妊を避けるために必要な栄養分です。あまり良いイメージはないかもしれませんが、コレステロールは女性ホルモンや男性ホルモンの原料となります。コレステロールが少ないと、月経や排卵が不規則になったり、精子が未熟になったりしてしまいます。コレステロールは完全に避けるのではなく、適度に摂取する必要があります。もちろんコレステロールだけでなく、ビタミンA等も摂取のし過ぎはよくありませんので、適度に摂るようにしましょう。
このように食生活からも不妊症の原因となってしまう恐れもあるのです。

④疲労・ストレス

妊活中の女性にとって、ストレスは大敵です。疲労や精神的なストレスにより自律神経のバランスが崩れると、ホルモンの分泌が崩れてしまいます。それが結果的にも、不妊につながるのです。
それによって、排卵が抑制されたり、造精機能が低下することもあるのです。しかしながら、妊活中は普段よりもストレスを感じやすいもの。ただでさえ、現代人は仕事や人間関係でストレスを多く抱えています。妊活中はそれだけでなく、妊娠への周囲の期待やプレッシャーを感じ「早く妊娠しなきゃ」と焦ってしまう方も多くいらっしゃいます。自分自身だけの問題ではないため、ストレスはなくそうと思ってもなかなか難しいもの。だからこそ、過剰なストレスを感じない工夫が必要になってきます。

 

まとめ

漢方薬であれば、必要な栄養素を摂取しながら、気のめぐりを安定させストレスを軽減していくことが可能です。不妊症になりやすいタイプは色々あり、人によってその原因も違います。漢方薬ピュアでは、
カウンセリングから一人ひとりにあった漢方薬・治療法をご提示しております。
是非一度ご相談いただければと思います。

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