腸内細菌はIgAがポイントです!~良い腸内環境をつくるために~
新型コロナウイルスがようやく落ち着きだしましたね。
自粛生活で日々知らない間にストレスがたまりつつあると思います。
そこで、今日はストレスによって影響を受けやすい腸についてお話します。
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アレルギーや免疫に大きく関与している腸ですが、
私たちの体を守る免疫細胞は腸に70%集中していて、
腸内細菌叢(腸内フローラ)の状態をよくすることで
免疫システムのバランスがとれて恒常性がアップし、健康全般に影響を及ぼすことがわかっています。
しかし一方で、
腸内細菌叢(腸内フローラ)についてはまだ明らかになっていないことの方が多い・・・というのが現状です。
学会でも最前線と言われていることは、
腸内の善玉菌の定着についてです。
通常では善玉菌を腸内の上皮細胞に定着させるのは難しい・・・。
では、どのように定着させるのかというと
“分泌型IgA”を利用することで善玉菌を細胞に定着が可能に!
腸内フローラが形成されます。
とても大切な働きをする“分泌型IgA”ですが弱点はストレスです。
ストレスを受けると血中コルチゾールが高濃度となり、
腸からの分泌型IgAの分泌は低下します。
この低下によって腸内の善玉菌も減少・・・。
では、良い腸内環境をつくるには(^^♪
①バランスのとれた食事
特に発酵食品の摂取はとてもいいです。
ヨーグルトもいいですが、日本人の伝統食である
味噌、納豆、ぬか漬け、糀を使ったものが私たちの腸は喜びます (笑)
②質のよい睡眠
良い卵子を作るには7時間以上といわれています。
③ストレスの緩和
人によって、ストレスの受けやすい人、受けにくい人はあるかと思いますが、
自分にあったストレス緩和・ストレス放出を見つけることとっても重要です。
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一人一人腸内細菌叢は違い、
生まれてから腸内細菌叢の組成は変わることはないそうです!!
個々に違う腸内細菌だからこそ、
自分の腸内細菌を増やす、乳酸菌生成エキスなどもいいと思います。