喫煙がもたらす妊娠への影響3
ICSIを起点とした喫煙群と非喫煙群の
3細胞期到達時間(t3: 39.91時間vs.38.42時間)
4細胞期到達時間(t4: 41.48時間vs.40.79時間)
5細胞期到達時間(t5: 49.97時間vs.48.87時間)
6細胞期到達時間(t6: 53.6時間vs.52.0時間)
8細胞期到達時間(t8: 61.63時間vs.58,46時間)
でした。
喫煙群と非喫煙群の
着床率は13.8%vs.21.2%
妊娠継続率は13.0%vs.30.4%
と有意差を持って喫煙群で低下していました。
タイムラプスを用いることで、
これまでのようなある一時点での観察では気づかない様々な事実が明らかになってきました。
本論文はタバコの影響をみたものですが、一見差がないように見える胚でも、
その細胞内ではダメージが胚を蝕んでいる様子が容易に想像されます。
AMHおよびAFCが喫煙者で低下することは、
これまでも明らかにされていましたが、本論文は数のみならず質の低下を証明しています。
喫煙している男性は禁煙が一番の妊活です!
でも、禁煙がなかなか難しいなら、
活性酸素を除去するサプリ等をせめて飲んでほしいと思います。
そして
煙草以外での体に良い生活習慣を心掛けて、いただきたいです。
子育てにおいても健康は不可欠です。
妊活は奥様だけでなく、ご主人も今の生活習慣を見直し
健康な体作りをお二人で目指していただきたいと思います。
妊活されているすべての女性に
一日も早く可愛い天使が舞い降りてきますように^・^♡