あらゆる難病の原因である瘀血について
子宝
瘀血とは、
基本的に循環障害を指します。
体の中の血液が停滞して、流れにくくなったものが
経脈外に溢れて溜まったり、血液が血行不良をおこし経脈内で
塞がったり、臓腑組織内に溜まったりした血液をいいます。
原因は
自然界の気候の変化によって血の流れに影響を及ぼす
六淫の外感(風邪・寒邪・湿邪・熱邪・暑邪・燥邪)
精神的・情緒的な心の変動によって血の流れに影響を及ぼす
七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)
転倒・外傷・手術・出産・暴飲暴食なども
血の巡りを阻害する原因となります。
また、瘀血は病理産物であるとともに
新たな病因にもなります。
『瘀血不去、新血不生』瘀血が去らなければ新しい血は生まれない
と言われているように、瘀血が生じると
様々な病変を引き起こす原因となります。
瘀血は100害あって、1利なしです。
今、病状として出ていなくても
一度は瘀血取りをお勧めいたします。
次回は瘀血の種類を説明したいと思います。