●卵子の老化3
子宝
桜が全開です
今週末のお花見の時どうなっているのでしょう・・・・・
卵子の老化にミトコンドリアが大きく関わっていますが、
ミトコンドリアは、
細胞内に蓄積された糖分や脂質などの栄養素を分解して
エネルギーを生み出す
細胞内小器官です。
ミトコンドリアは他の細胞内小器官とことなり、
独自のDNAをもっています。
卵子が成長、受精、分割、着床するまでには、
莫大にエネルギーが必要です。
このエネルギーを生み出すのがミトコンドリアです。
しかし、卵子の老化に伴って、
ミトコンドリアDNA数は減ってしまいます。
このために、十分なエネルギーが作れなくなり、
卵子の成熟、受精、染色体に障害がでるのではないかと
考えられています。
ミトコンドリアがエネルギーを生み出す過程で
発生する活性酸素は、細胞内で働くさまざまな物質やDNAを傷つけます。
卵子のミトコンドリアDNAは長年の酸化ストレスにさらされて変異がたまっていきます。
このために、ミトコンドリアは正常に機能できなくなるそうです。
ミトコンドリアの中では、「SOD」や「GSH-Px」という酵素が働き
過剰な活性酸素を除去してくれるのですが、
老化した卵子では、この除去作用が低下しているのです。
ですから、卵子の老化を止めて、若返らせるためには
この酵素を活性させることが、一つです。