多嚢胞性症候群(PCOS)と食事
糖化ってご存じですか?
数年前から、雑誌などにもとりあげられていますが、老化を促進するといわれています。
活性酸素による酸化が『体のザビ』
糖化は『体のコゲ』と言われています。
では、糖化とは・・・
私たちの身体の大部分はたんぱく質でできています。
筋肉や血管、肌などのたんぱく質を良い状態に保つことが大切ですが、そのたんぱく質を劣化させて、老化に導く大きな原因が糖質です。
取りすぎた糖質は、たんぱく質と結びついて、細胞などを劣化させてしまいます。
現代人は糖質過多と言われており、アンチエイジングにも糖質を控えるにこしたことはありません
・・・・・・・・・私にとっても耳の痛いお話です。 ((+_+))
美味しいイタリアン、スイーツ、ラーメン、パン・・・
このように、老化を促進、病気の下地となる糖化現象ですが、
妊活においても糖質を控えることは良卵に結びつきます。
*******このような統計がでました!!!*******
テルアビブ大学の研究チームはBMIが正常な(肥満ではない)
PCOS患者60名をランダムに2つのグループに分け、
一方のグループには朝食をしっかり食べてもらい、もう一方のグループのは夕食をしっか食べてもらいました。
いずれのグループも1日の総カロリーは1800カロリーと同じにしました。
それぞれのグループの3食のカロリー配分は以下の通りです。
・朝食しっかりグループ:朝食980カロリー、昼食640カロリー、夕食190カロリー
・夕食しっかりグループ:朝食190カロリー、昼食640カロリー、夕食980カロリー
そして、90日後にインスリンやブドウ糖、テストステロンのレベルを測定しました。
その結果、いずれのグループもBMIに変化は見られなかったものの、夕食をしっかり食べたグループはインスリンやテストステロンのレベルが高かったのに対して、
朝食をしっかり食べたグループはインスリン抵抗性は56%、テストステロンレベルは50%、それぞれ低下し、それに伴い排卵率が50%高まりました。
このことから、朝食をしっかり、夕食を軽く食べることで、食後の血糖値の上昇が抑制され、インスリンをコントロール出来、PCOSの排卵障害の改善につながることがわかりました。
妊活する方も、アンチエイジングを目指す方も、健康でいたい方も
糖質のコントロールは大切なことですね~!(^^)!