●子宝カウンセラーの勉強会に行ってきました。今回は英ウィメンズクリニックの庵前美智子先生です。
めっきり寒くなってきました。
昨日は子宝カウンセラーの勉強会に参加。
召輝先生の漢方講座。
英ウィメンズクリニック 遺伝子カウンセラーの
庵前 美智子先生に
『遺伝カウンセラーの役割』についてのお話です。
遺伝カウンセラーとは、
「ある家系の遺伝疾患の発症や発症の
リスクに関連した人間の問題を扱うコミニケーションの過程である」
1.一般的な疾患にも遺伝が関係していることが明らかになった。
2.一つのDNAのわずか1個の塩基の違いにより、薬の効果が異なることがわかってきた。
3.技術の進歩により、遺伝的リスクの診断は胎児へと応用されるようになった
「出生前診断」の飛躍的進歩
1は、アンジェリーナ・ジョニーが乳母を切除した事とで有名になりました。
2は、肺がんのお薬イリノテカンで、欧米ではこの抗がん剤の副作用が1~2%
ですが、日本では10%と高くなります。
薬は個人差があるのですが、それが効くのか効きにくいのかということも
わかるということです。
3は、染色体異常がわかる。
染色体は異常、正常、異形
この3つにわかれます。
この中で異形が不妊・流産と関わりがあることがある。
お話の中で、今非常に多いのは、
新型出生前診断(NIPT)だそうです。
とてもみなさんが期待が大きく、
これさえすれば赤ちゃんの異常がわかると
思っておられる方多いそうです。
しかし、わかるものは限られていて
去年の数値では、出産された方の3~5%が先天異常ですが、
その中の20%ほどの方が染色体異常で、
残りの80%は違うのです。
ですから、新型出生前診断を受ける前には
ご夫婦揃って、しっかりとカウンセリングを受けていただくそうです。
まとめとして
出生前診断でわかるのは、出生時の先天性異常の一部である。
出生前診断をすることが、妊娠されたご夫婦の安心につながるかは、夫婦の考え方に大きく影響される。
また、ご夫婦の間でも安心の定義は違う。
出生前診断が満ち足りた妊娠生活につながるように努めていきたい。
お話の一部ですが、
とても勉強になり、かつ日頃考えが及ばないところまで
考えさせられた勉強会となりました。
後半は、東京と青森で子宝カウンセラーをされている先生のお話でした。
とても、参考になりました。
これからの、カウンセリングに役立てていきたいと思います。